わたしたちの体にある37兆個の細胞の中の細胞内小器官のひとつ、ミトコンドリア。二重の膜でできています。ヒトDNAとは全く異なる独立したDNAを持っていて、細胞内で分裂したり増えたりします。
体内のエネルギーの90%以上を作る!
劣化、癌化した細胞を消す!
酸化ストレスや細胞損傷から守る!
人の見た目の特徴(目、鼻、口などの顔つき、手足や胴体など)や、運動ができるという身体能力など、すべてはミトコンドリアによって作られています。
体内のエネルギーを作る
体内のエネルギーのほとんどは、人間の体内にある小さな発電所・ミトコンドリアによって作られています。ミトコンドリアの数がより多く、健康であればあるほど、細胞はより多くのエネルギーを作り出すことができます。
※エネルギー:ATP(アデノシン三リン酸)
活性酸素の生産源
ミトコンドリアは、呼吸で体内に取り込む酸素の90%を使用して生命維持、成長のためのエネルギーを作ります。その過程では、活性酸素が発生します。
活性酸素が増えると、タンパク質を変性させたり、DNAを損傷させることで細胞が癌化したり、さまざまな病気を引き起こします。活性酸素は老化の原因です。
ただ、わたしたちが生存を続けるためには、ミトコンドリアの活動によって酸素がある程度の活性酸素に変わることは避けられません。しかし、そのミトコンドリアが健康で元気であれば、作られる活性酸素は少なくて済みます。
劣化した細胞を消す
活性酸素によってガン化した細胞、劣化した細胞を消滅させます。そして、異常な細胞が増えるのを抑えて、正常な細胞が増えるのを促進させてくれます。
ミトコンドリアに元気がないと、弱った細胞や癌化した細胞、壊れた細胞がそのまま細胞分裂してしまいます。さらに、弱ったミトコンドリアは通常の5倍の活性酸素を吐き出してしまうのです。
若々しさと健康のカギ
このようにミトコンドリアは、わたしたちの体内でとても大切な役割を担っています。若々しさと健康のカギとなるのがミトコンドリアなのです。