大病をした後の健康維持が心配

「病後」と「未病」──いまこそ、細胞からあなたを守るとき

大きな病気を経験した後、あなたはきっと「二度と同じことを繰り返したくない」と思ったはずです。 そして、まだ病気ではないけれど「なんとなく不調が続く」「本調子じゃない」と感じているあなたも、 実はすでに身体からのサインを受け取っているのかもしれません。

そのどちらにも、共通して必要なのが「細胞の力を取り戻すこと」。 そして、そのカギを握るのがミトコンドリアの存在です。

病後と未病──その違いと共通点

観点 病後(リカバリー) 未病(予防段階)
状態 病気からの回復途中 病気ではないが不調を感じる
主な課題 免疫・体力・細胞の修復力低下 慢性的な疲労・自律神経やホルモンの乱れ
目的 健康状態を取り戻す 病気に進まないように予防する
ケアの方向性 治療+栄養+回復サポート 生活改善+早期対処
ミトコンドリア

そのどちらにも欠かせない「ミトコンドリアの力」

ミトコンドリアは、私たちの細胞ひとつひとつの中にある「エネルギー工場」。 呼吸で取り入れた酸素や栄養を使ってATPという生命活動のエネルギーを生み出す存在です。

疲労感・免疫力・ホルモンバランス・肌のターンオーバーなど、すべての基盤に関わる存在ともいわれ、加齢やストレス、病後のダメージでその働きは急激に落ちていくと言われています。

でも逆に、ミトコンドリアを「増やし」「活性化」できたなら──

  • まるで細胞がエネルギーをフル充電したような感覚に
  • 朝から動ける、集中力が続く、肌にハリが出る
  • 疲れが「翌日に持ち越さない」体へ

その力を引き出す「Bodē Pro TEN

Bodē Pro TENは、ミトコンドリアに直接アプローチする先端サプリメント。

  • 摂取2時間後にミトコンドリア量15%増加
  • 4週間で32%増加、ATP産生力も20%アップ
  • 酸化ストレスから細胞を守る抗酸化・膜電位維持の可能性
  • 12週間の試験で、ホルモンバランス(DHEA・コルチゾール)への良い変化も報告

病後の「もうひと押し」に、未病段階の「本格ケア」として、まさに今こそ試す価値のある一歩です。

補助的におすすめ:「Detox Pro Plus

病後の薬剤排出や、未病の原因となる老廃物・腸内環境の乱れが気になる方には、 Detox Pro Plusが体内の大掃除をサポートしてくれます。

人生をもう一度、細胞から立て直す。

再発の不安にさよならを。
「未病」の兆しに気づいて、今の自分を整える勇気を。
その一歩が、あなたと大切な人を守ります。

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※本記事は情報提供を目的としたものであり、効果や結果を保証するものではありません。体調や疾患に不安のある方は、必ず医師にご相談ください。

真剣にデトックス!ミトコンドリアは救世主!

デトックスとミトコンドリア

「最近、疲れやすくて肌もくすんで見える…」そんな変化を感じていませんか? 実はその背景には、体の中に少しずつ蓄積していく老廃物や毒素が関係していることがあります。体の不要物を外に出す“デトックス”は、ダイエットや美容だけでなく、細胞レベルの若返りにもつながる重要なプロセスです。

その鍵を握っているのが、細胞内の“発電所”と呼ばれるミトコンドリア。この働きが鈍ると、体内の巡りや代謝も低下し、毒素の排出効率まで下がってしまいます。

【驚愕の事実】 人間の体は約37兆個の細胞でできています。そしてそのほぼ全てにミトコンドリアが存在。もしこのミトコンドリアの働きが低下すると、細胞はエネルギー不足に陥り、代謝が滞り、老廃物が溜まりやすくなるのです。つまり、ミトコンドリアを元気にすることが、全身のデトックス力を底上げする近道です。

デトックスがミトコンドリアに効く理由

ミトコンドリアは、栄養と酸素からATP(エネルギー)を作る過程で副産物として“活性酸素”を生みます。この活性酸素や、食品や環境から入ってくる化学物質が細胞に蓄積すると、ミトコンドリアの機能が落ちやすくなります。

デトックスで体内環境を整えることは、ミトコンドリアをストレスから守り、本来のエネルギー産生力を取り戻すことにつながります。結果として、肌の透明感、日中の活力、回復のスピードが改善しやすくなるのです。

デトックスイメージ
内側から整えることで、外側の輝きも変わる。

現代人がデトックス不足になりやすい理由

  • 加工食品や外食の増加による添加物・塩分過多
  • ストレスや睡眠不足によるホルモンバランスの乱れ
  • 運動不足による血流・リンパ流の停滞
  • 環境汚染や化学物質の微量蓄積

これらが重なると、体は「入ってくる不要物」>「排出する力」というアンバランスな状態になり、慢性的な疲れや不調の温床となります。

Detox Pro Plus – より健康になるためパワフルなデイリーデトックス(動画サムネイル)
Detox Pro Plus – より健康になるためパワフルなデイリーデトックス

ボディプロTENで細胞レベルのデトックス補助

ボディプロTENは、ミトコンドリアの活性化と増幅をサポートする設計で、代謝とエネルギー循環の両面からデトックスを助けます。

主な成分であるNAD⁺前駆体・コエンザイムQ10・α-リポ酸は、エネルギー変換の効率を高めるだけでなく、抗酸化作用により細胞を守る働きも。これにより、老廃物処理や不要物の排出がスムーズになり、「溜めない体」づくりに貢献します。

社内モニターの変化(n=62/4週間)

90%が「朝のだるさが軽くなった」と回答し、平均14日で変化を感じた方も。中には「肌のくすみが抜けて、明るくなった」という声も寄せられています。※自社調べ/個人差があります。

  • 「体が軽く感じて、階段もラクに上がれるようになった」(40代・女性)
  • 「午後の集中切れが減って、仕事効率が上がった」(40代・女性)

日常でできるミトコンドリア応援デトックス

  • 朝起きたら常温の水を一杯飲んで代謝スイッチON
  • 発酵食品や食物繊維で腸内環境を整える
  • 軽い運動やストレッチで血流とリンパ流を促す
  • 十分な睡眠で細胞修復と老廃物排出をサポート

こうした習慣とTENのサポートを組み合わせることで、体の中から軽やかさを取り戻すスピードは格段に上がります。

まとめ

デトックスは単なる美容法ではなく、細胞37兆個のエネルギー環境を整える行為です。 ミトコンドリアが元気になれば、不要物の排出もエネルギー生産もスムーズに。内側からクリーンになれば、外見の若々しさも自然とついてきます。

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※本記事は情報提供を目的としたものであり、効果や結果を保証するものではありません。体調や疾患に不安のある方は、必ず医師にご相談ください。

夏バテ・慢性疲労の撃退術 ~「 体がだるい」ミトコンドリアドで解消!

40代の夏バテや熱中症は、“ミトコンドリアの働きが弱っているサイン”だった

40代になると「暑さについていけない」「疲れが抜けにくい」という声が増え、実際に夏は他の季節より体調不良を感じると答えた人が70%以上にのぼります。年齢とともに体力が落ちホルモンバランスも乱れがちになり、猛暑や湿度、冷房による寒暖差に身体が対応しきれなくなるため、若い頃より夏バテしやすくなるのです。実際、2025年も酷暑で自律神経の乱れやミネラル不足による倦怠感が生じやすく、SNS上では「#夏慢性化攻略」というハッシュタグが登場し、夏の疲れを溜めないライフハックが話題になっています。例えば朝にレモン水を飲んで代謝アップ、寝る前にナイトヨガでリラックス、温冷シャワーでリフレッシュ…といった手軽な疲労対策が支持を集めています。

なぜ、夏にミトコンドリアがやられるのか?

夏の3大ミトコンドリアダメージ要因

・高温ストレスでミトコンドリアが「暴走」→ エネルギー過剰産生で自滅

・大量の汗によるミネラル流出 → 酵素や代謝が回らず省エネモードに

・紫外線+活性酸素 → 細胞内のミトコンドリアが酸化ダメージを受ける

結果として、体温調整がうまくいかず、疲労・だるさ・頭痛・イライラなどの夏バテ・熱中症症状に繋がるのです。

ミトコンドリアを守る「夏のセルフケア」

改善策:
1. ミトコンドリアを酸化から守る栄養を
・ビタミンC、ポリフェノール、PQQなどの抗酸化成分
・マグネシウム、亜鉛、ビタミンB群でエネルギー代謝をサポート

2. 冷たい飲み物を控え「内臓温度」を守る→ 胃腸の冷えはミトコンドリア機能低下に直結!

3. 朝の空腹時に軽い運動+日光浴→ ミトコンドリア活性を自然に促す「スイッチON習慣」


あなたのミトコンドリア、夏に負けてない?
こんな症状、思い当たりませんか?

朝からダルい・起きられない

クーラーに当たると頭痛や胃もたれ

汗をかきすぎて、体力が奪われる

日差しに弱く、外出するとぐったり

夏が昔より「しんどくなった」

一つでも当てはまったら

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【動画】エネルギー発電所・ミトコンドリアとボディプロテン

細胞内のエネルギー発電所・ミトコンドリアを強化して細胞レベルで健康維持へと働きかけるボディプロテンの紹介動画です。

▼動画はこちらです

「もっとエネルギーが欲しい」というのは誰もが考えていることですが、その解決策が以外な場所にあることが最近の科学的リサーチでわかりました。

それは、わたしたちの体の中なのです。人間の体は数兆の細胞でできていて、それが常に働いています。

心臓、肺、脳、筋肉など、それが形成する体内の組織はさまざまですが、そのような細胞にはエネルギーを生み出す小細胞が入っているのです。その小細胞がミトコンドリアです。

ミトコンドリアは細胞内の発電所のような役割を持ち、吸い込む息や食べ物をATP(アデノシン三リン酸)、つまりエネルギーに変換します。

そのエネルギーが、体の細胞のほとんどの代謝活動の原動力となります。事実、ミトコンドリアは、体が必要とするエネルギーの90%以上を作り出します。

科学的リサーチで、わたしたちのミトコンドリアの健康レベルは若いときが最高で、細胞のエネルギーレベルも最高だということがわかっています。

しかし、加齢とともに、ミトコンドリアのレベルが低下します。ミトコンドリアレベルの低下に従い、エネルギーも減少します。

また、加齢とともに、細胞の酸化ストレスや細胞損傷が増えてきます。フリーラジカルが細胞を攻撃し、既に減少しているミトコンドリアの数をさらに減らすため、エネルギーがさらに減少するという結果を招きます。

細胞内のこの小さい発電所の効率を自然な方法で、実際に引き上げることができたら、どうなるでしょうか?ボディプロテンは、細胞レベルで健康維持へと働きかけるように考案されています。

この製品は、ミトコンドリアの健康状態に3つの方法でプラスの影響を与えるように科学的に調合されています。

試験的な人体臨床研究に加えて、他のふたつの試験官内臨床研究で、ボディプロテンの次のような特徴が明らかになっています。

①体の細胞のミトコンドリア数を実際に増加させます

テンは体が新しいミトコンドリア、つまり細胞中のエネルギー発電所を作り出すのをサポートします。中核となるエネルギー源を強化して、持続性エネルギーと活力を体内に生み出します。

②ミトコンドリアの効果性をサポートします

テンはミトコンドリア内の、あたかも点火プラグのような役割を果たし、細胞を起動させてエネルギーを与えます。

③この調合は、細胞壁を通って細胞内に入り込み、酸化ストレスや細胞損傷から守ることが明らかになっています

細胞の中から細胞を保護する、ボディーガードだと考えてください。

ボディプロの健康に対する理念はシンプルです。1から10の段階で、みなさんにレベル10の健康を維持していただくことです。つまり、より多くの発電所+改良された発電所+保護された発電所=増加したエネルギー。

ボディプロテンで、素晴らしいフィーリングを取り戻しましょう!

※これらの記述は食品医薬品局によって評価されたものではありません。本製品は、病気の診断、治療、治癒、予防を目的としたものではありません。

※画像・文章の引用元:上部動画(ボディプロテン)

サイエンスZERO①運動でミトコンドリアが増える?!

NHK教育テレビ・サイエンスZEROで、ミトコンドリアと運動、さまざまな病気との関係について紹介されました。

運動に必要なエネルギーはミトコンドリアが作る!

みなさん、運動していますか?健康を維持するためにはやっぱり運動が一番!運動すれば、必要なエネルギーを作り出そうと、ミトコンドリアも活性化するんです。

特に、体全体を動かして多くの酸素を必要とする水泳などの運動では、ミトコンドリアも一層活性化します。

水泳などの運動では、ミトコンドリアも一層活性化

元気なミトコンドリアを持っていることが健康の秘訣!

中高年への運動指導をしている国立健康・栄養研究所の宮地元彦さんによると、運動をすると、じっとしている時の6~8倍くらいのエネルギーを使っているとのこと。

それだけミトコンドリアも、6~8倍くらい頑張って活性が上がっている状態になっているそうです。

運動を続けると、さらにいいことが…!

実は、運動を続けるとさらにいいことがあります!運動をはじめる前に比べて、10日間運動を続けた後のミトコンドリアの量が増えるというデータがあるんです。

ミトコンドリアの量が多い活発な人は、元気で、体力もあって、おそらく質の高い生活が送れる人だと言える、と宮地さん。

ならば!元気なミトコンドリアを増やしたい!

宮地さんによると、激しい運動をしなくても、ウォーキングで汗を流すだけでミトコンドリアは増えるんだそうです。

さらに、掃除など普段の暮らしの何気ない動きでも、ちょっと意識して全身を使うだけでOK!継続は力なり、増やせミトコンドリア!

続きはこちら→②消費カロリーとは、ミトコンドリアが作ったエネルギーそのもの!

写真・キャプチャ元:サイエンスZERO/NHK

サイエンスZERO④~糖尿病、がん、認知症など色々な病気の原因はミトコンドリアの機能にある

NHK教育テレビ・サイエンスZEROで、ミトコンドリアと運動、さまざまな病気との関係について紹介されました。

糖をうまく消費できなくなる病気、糖尿病

前回の動画では、ミトコンドリアの量が多いと体重や内臓脂肪の増加が少ないこと、ミトコンドリアの機能と糖尿病は悪性サイクルの中でどんどん進んでいってしまう、といった内容をご紹介しました。

今回は、ミトコンドリアと病気の関係についてさらに詳しく見ていきます。(前半部分は少し、前の動画と重複します)

糖をうまく消費できなくなる病気、それが糖尿病です。糖尿病の患者の細胞には、普通の人よりもミトコンドリアの量が少ないというデータもあります。

血糖を上げたり、インスリンの濃度が高まることでミトコンドリアの量が減ったり、機能が悪くなることが知られていますので、ミトコンドリアの機能と糖尿病は悪性サイクルの中でどんどん進んでいくのです。

糖尿病が起こる仕組み

通常、血液中に含まれる糖は、インスリンというホルモンによって主に筋肉などの細胞に送り込まれます。

ミトコンドリアは、その糖を元にATP(アデノシン三リン酸)を作ります。ATPというのは、わたしたち生物が活動するためのエネルギー物質です。

では、運動不足などでミトコンドリアが減るとどうなるのでしょうか?

インスリンは、糖を細胞に送り込み続け、細胞の中には、糖がATPに変えられずにたまっていきます。

この糖が、ミトコンドリアにダメージを与え、ミトコンドリアはますます減ってしまうと考えられています。これが、伊藤教授の言う悪循環です。

この状態が続くと、ついにはインスリンも働かなくなり血液中の糖の濃度が高いままになってしまいます。こうして、糖尿病は進行していくのです。

色んな病気の最も元にミトコンドリアの機能がある

ミトコンドリアは、糖尿病だけでなく、ガンや脳卒中、認知症などさまざまな病気と関係しているのではないかと伊藤教授は考えています。

「色んな病気があるけど、ガンとか、メタボでよく起こる血管の病気、それから例えば感染といったようなもの。」

慶応義塾大学医学部/伊藤裕教授

「こういった、色んな病気の最も元に、ミトコンドリアの機能があるんじゃないかと。だから、それぞれ病気の原因は、それぞれ違ったものがあるけれども、その(病気の)起こりやすさみたいなものを決めているものに、ミトコンドリアが非常に大きいのではないか、と考えています。」

運動をせずに筋肉が少ないとミトコンドリアが少ない

スタジオに戻り、出演者さんたちの会話

「ミトコンドリアの量によってマウスが太ったり痩せたりっていうのに本当に驚いたのですが、太るということはミトコンドリアがあまり働いていないということなんですか?」

「そうですね、太るといってもそれは脂肪が増えるということなんですね。ですから、逆に痩せすぎというのは筋肉が少ないということなんです。」

「運動をしないで痩せすぎているという場合は筋肉の量が少ない、すなわちミトコンドリアが少ないということになるんですね。」

日本ミトコンドリア学会会長/日本医科大学大学院教授/太田成男さん

「エネルギーの40%は筋肉が消費しているわけですから、(筋肉がないと)ミトコンドリアが働かない状態になってしまうということでとても危険なことなんです」

筋肉は何歳になっても付けられる!

司会者「筋肉を付けるといっても、例えば年配の方でこれから筋肉をつけるのが難しいと思う人もいるのでは…??」

太田先生「そんなことはないんですよ!筋肉というのは90歳になってもまだまだ筋肉を付けることができますし、ミトコンドリアを増やすこともできるんです!ですから、運動というのはとても大事なんですね!」

ミトコンドリア学とはどういう研究をしている?

司会者「先生はミトコンドリア学が専門分野ですが、どういう研究をされているのでしょうか?」

太田先生「今は、ミトコンドリアと認知症の関係を中心にやろうと思っているんです。やはり予防法を、どうしたらいいかを突き止めたい。やっぱり、人の役に立ちたいということにも貢献できる。そういう意味では、ミトコンドリアの研究をやってて良かったな、と思っています。」

最後に

「健康のカギを握る、ミトコンドリア。ますますこれから研究が進んで、ミトコンドリアを知るということはわたしたち自身を知ることにも繋がっていくのではないでしょうか。これからの研究が非常に楽しみです。」

はじめから読む→①運動でミトコンドリアが増える?!

②消費カロリーはミトコンドリアが作ったエネルギーそのもの!

③ミトコンドリアが多いと痩せる!生活習慣病とミトコンドリアの関係

写真・キャプチャ元:サイエンスZERO/NHK

サイエンスZERO③~ミトコンドリアが多いと痩せる!生活習慣病とミトコンドリアの関係

NHK教育テレビ・サイエンスZEROで、ミトコンドリアと運動、さまざまな病気との関係について紹介されました。

生活習慣病にもミトコンドリアが関係している

前回の動画では、生き生きとしたミトコンドリアを保つことで老化や病気の原因になる活性酸素が出にくくなる、という内容をご説明しました。ここでは、ミトコンドリアと生活習慣病の関係についてご紹介します。

慶応義塾大学・医学部教授の伊藤裕さんは、ミトコンドリアがメタボリックシンドロームに深く関係していると考えています。

伊藤さんの研究室では、5年前(放送当時の)から、ミトコンドリアの量に注目した研究を行っています。

ミトコンドリアの量の違いによって体重の増加に差が出る

普通のマウスと、遺伝子を変えてミトコンドリアを増やしたマウス。それぞれにカロリーの高いエサを同じ量与え続けました。9週間の体重の変化です。

ミトコンドリアの多いマウスの方が体重の増加を抑えれられています。見た目も一目瞭然で、ミトコンドリアの多いマウスのほうが体が引き締まっています。

お腹についた脂肪も、ミトコンドリアの多いマウスは、内臓脂肪が普通のマウスの半分以下でした。

なぜこのような結果になったのか?

伊藤さんたちは、それぞれの血糖値を測定しました。↑これは、エサを食べた後の血糖値の変化を示したグラフです。ミトコンドリアの多いマウスの方が、早く糖を消費していることがわかりました!

糖をうまく消費できなくなる病気…

糖をうまく消費できなくなる病気、それが糖尿病です。糖尿病の患者の細胞には、普通の人よりもミトコンドリアの量が少ない、というデータもあります。

血糖を上げたり、インスリンの濃度が高まることでミトコンドリアの量が減ったり、機能が悪くなることが知られていますので、ミトコンドリアの機能と糖尿病は悪性サイクルの中でどんどん進んでいくのです。

続きはこちら→④糖尿病、がん、認知症など色々な病気の原因はミトコンドリアの機能にある

前の話はこちら→②消費カロリーはミトコンドリアが作ったエネルギーそのもの!

写真・キャプチャ元:サイエンスZERO/NHK

サイエンスZERO②~消費カロリーはミトコンドリアが作ったエネルギーそのもの!

NHK教育テレビ・サイエンスZEROで、ミトコンドリアと運動、さまざまな病気との関係について紹介されました。

ミトコンドリアが元気だと疲れにくい体になるんです!

前の動画では、運動をするとミトコンドリアが活性化するという内容が紹介されました。番組出演者の方たちが体を動かしながら「最近、運動不足なので心配になりましたね」等と話しています。

「実は、消費カロリーというのはミトコンドリアが作ったエネルギーそのものなんです」と日本ミトコンドリア学会会長で専門家の太田成男さん。

ですから、ミトコンドリアが元気だと、疲れにくい体になるわけです。すぐに息が上がってしまうとかそういう時は、ミトコンドリアが減っているのでしょう。

筋肉をつけるのが大事!

ミトコンドリアを増やすためには、少し強めの運動と弱めの運動を交互に組み合わせるのが一番良いと思います。筋肉が増えれば、ミトコンドリアも一緒に増えてくれます!

ミトコンドリアの機能が低下すると…?

ミトコンドリアの機能が低下するというのはただの体力不足ではなくて、実は深刻な問題もあるんです。(核を中心として、周りをミトコンドリアが囲んだ細胞の映像を説明)

60倍で早送りしていくと、核を囲むミトコンドリアの色が黄色からだんだんオレンジ、赤色へと変化していくのがわかります。

これは、ミトコンドリアから活性酸素という有害な物質がたくさん出ているのを撮影した様子です。活性酸素は、実はミトコンドリアで一番作られているのです。

つまり、こちらの映像の赤い部分は、ミトコンドリア自身が作り出している活性酸素がたまっている、ということになります。

活性酸素は、良いこともしている!

活性酸素は有害な物質だと説明がありましたが、悪いことだけではなく良いこともしているんです。

例えば免疫作用があったり、ガンから体を防御したり、血管を作ったりと、そういうことに役立っています。

ただし、活性酸素が増えすぎると…

ただし、特にミトコンドリアの機能が落ちることによって活性酸素が増えすぎてしまうと、それが病気の原因になってきます。(遺伝子を切りつけたり、ということが起こるそうです)

(ミトコンドリアが黄色から赤くなっていく)映像は、薬で人為的に活性酸素がたまるようにしていったものとのことですが、老化すると、同じような状態になります。

老化を防ぐためには…!

老化を防ぐためには、活性酸素があまり出ないように、たまらないようにするのがとても大事なんです。

生き生きとしたミトコンドリアを保っていることが老化に繋がらない、元気な身体を保つということなんですね。

ミトコンドリアの機能の低下が体にもたらす影響とは…?!

ここまでで、ミトコンドリアの状態とわたしたちの健康は本当に密接に関わっているということがわかりました。実は、ミトコンドリアの機能の低下が体にもたらす影響というのはこれだけではありません。

生活習慣病にもミトコンドリアが関係していることがわかってきたのです。

続きはこちら→③ミトコンドリアが多いと痩せる!生活習慣病とミトコンドリアの関係

前の話はこちら→①運動でミトコンドリアが増える?!

写真・キャプチャ元:サイエンスZERO/NHK

【動画】ほんまでっか!?TV ミトコンドリアと寿命のヒミツ

フジテレビ・ほんまでっか!?TVの過去回「寿命のヒミツ」で、ミトコンドリアの働きについて紹介されました。

https://youtu.be/eTulx33_sDU

こちらの番組内でミトコンドリア評論家として説明されているのは、日本で初めて細胞の免疫性に着目してがんを診断する「がん免疫ドッグ(イムノドッグ)」を開発した宇野克明医師。現在は医療法人社団東京MITクリニック理事長。がん、免疫治療に関するさまざまな著書・論文を発表されています。

ミトコンドリアとは!?

・ミトコンドリアは、人間の細胞の中に何千と存在する、エネルギーを作りだすパーツ

・体重の約1/10はミトコンドリアで、わたしたちの体の形を作っている

・状態が気に入ると非常に身体を大切にし長生きさせてくれるが、気に入らないとどんどん細胞を壊すというまるで女王様のような性質を持っている

ミトコンドリアの役割

①電子でエネルギーを作り出す

②不要な細胞を壊す命令を出す

問題なのは・・・

ミトコンドリアが弱まると、不要な細胞を壊せない。(体から悪い細胞を排除できない!)

動画の最後に明石家さんまさんがサラッととても重要なことを言っています。「ミトコンドリア次第ということですね」と。ミトコンドリアに元気があればわたしたちも健康長寿でいられるのですね。

動画・写真・キャプチャ元:ほんまでっか!?TV/フジテレビ